2022/02/09

アレセイア湘南高等学校で発表会開催 Domo for Good「未来のBI Leaderを育てよう」プロジェクト

〜貧困課題に取り組んだ1年B組が優秀賞〜

ドーモ株式会社(本社:東京都渋谷区、プレジデント ジャパンカントリーマネージャー:川崎友和、以下ドーモ)は、日本の将来を見据え、データ活用ができる人材育成に貢献するため、神奈川県茅ケ崎市のアレセイア湘南高等学校にて「Domo for Good:未来のBI Leaderを育てよう」プロジェクトを実施しました。本プロジェクトの総仕上げてとして、生徒が選んだSDGs(持続可能な開発目標)から企業に訴えたいテーマを選び、データを用いたプレゼンテーションの発表会を2月8日(火)に開催しました。

7チームに分かれ行われたプレゼンテーションでは「世界中にキレイな水を〜歴史的技術と最新技術が世界を変える〜」や「日本の性差別〜高校生が考えるジェンダー問題〜」など社会課題をテーマとした個性ある発表となり、中でも「貧困層の教育と企業の経済効果〜3社寄れば文殊の力〜」を発表したB組が優秀賞に選ばれました。

Domo for Good「未来のBI Leaderを育てよう」プロジェクト-アレセイア湘南高等学校
Domo for Good「未来のBI Leaderを育てよう」プロジェクト-アレセイア湘南高等学校
上:審査企業が採点した内容をDomoで集計したカードの画像(1年B組)
下:Domoで集計した審査企業の1年B組へのコメント

■Domo for Good 「未来のBI Leaderを育てよう」プロジェクトについて
ドーモは、2021年10月からアレセイア湘南高等学校の1年生を対象とし、「Domo for Good:未来のBI Leaderを育てよう」プロジェクトとして、1)ゴール設定からデータ活用実践まで全4回のデータを活用したプレゼンテーション力を養う授業、2)生徒自身がテーマを探究する時間、3)生徒が企業に向けてデータを活用した発表の3部構成のプログラムで特別授業を実施してきました。

■今回の発表会について
2月8日(火)開催の発表会では、SDGsの17の目標の中から、各チームの関心の高いテーマを取り上げ、データを用いながらプレゼンテーションを実施しました。審査企業は下記の7つの評価項目に基づき審査を行い、直接生徒にフィードバックもしました。

1.オリジナリティ
2.解決策の説得力
3.伝える・伝わるの活用
4.効果的なデータの利活用
5.発表姿勢(視線・声量・スピード)
6.タイムマネジメント 
7.チームワーク

SDGsの達成期限である2030年は、今の高校生が社会の第一線で活躍を始めている頃です。そんな彼ら・彼女らにとって、自分や家族、友人が共に生きやすい社会をつくっていくためにSDGsは決して他人事ではありません。生徒たちは、本プロジェクトから学んだ事を活かし、SDGsから企業に訴えたいテーマを選び、生徒自身の言葉で直接、審査企業に提案できる絶好の機会を得ることができました。

■優秀賞に選ばれた「テーマ」と発表内容について
「貧困層の教育と企業のメリット〜3社寄れば文殊の力〜」と題したプレゼンテーションでは、インドの貧困問題と格差を取り上げ、教育レベルを向上させることが、就労の機会を高め、収入を得られ、そのお金をまた教育に投資していける、好循環を生み出すと主張しました。そこで、企業に「インドの貧困層に日本企業が教育環境を提供してほしい」と訴えました。そして、高校生が考える企業が実施するメリットとして、企業イメージアップ、人材市場としての可能性の高さ、ビジネスチャンスを挙げました。最後にSDGsの基盤は教育であり、質の高い教育を施すことで、他の課題解決にもつながると訴えました。 

■優秀賞に選ばれた1年B組の生徒の声
「最初は方向性が定まらず、自分たちの主張をどのように展開していけばいいのか迷ったが、授業で教えてもらったことが役にたった。」
「授業と発表会の準備の両立は難しかったけど、ストーリーもチームで何度も話し合い、すり合わせていった」
「スライドで工夫した点は視線誘導や空間描写、内容を理解しやすいような色や線の強弱もこだわった」
「プレゼンテーションの作り方や効果的な説明方法を学べるいい機会になった。これから人を説得するときに役に立つと思う」
「大変だったけど、自分の為になると思って参加した。何より楽しかったし、とてもいい経験だった」

■アレセイア湘南高等学校 古賀恵一郎先生のコメント
今年度は全ての行事がコロナウィルスのため中止になったので、このプログラムが実施できたのは、生徒にとって、とてもいい経験になりました。行事は生徒が能動的になれる最大のチャンスで、生徒の成長にとって必要不可欠なものだと思います。特に今回は、生徒の「やろうとする意欲」に驚きました。多くの生徒が発表したい!と手を挙げ、やむを得ず諦めるグループもありました。そして、自分達が日頃思っている課題を調べ、自分達の提案を大人にぶつけながら、実現していこうとする姿を見て私自身も多く学ぶことがありました。
生徒が発した「今までの授業で一番考えている」この言葉に尽きます。生徒のやりたいという気持ち、作り上げようとする気概、伝えたいという思い。これら全てが垣間見えて私自身も生徒の可能性を改めて感じました。

■審査員のコメント
「プレゼンテーションの見せ方にとても工夫があり、特に最初の掴みは素晴らしかった」
「生徒の純粋な気持ちに企業としても、ぜひ応えていきたいと思いました」
「審査員企業に向けて、提案を具体的にしている点は素晴らしかった」
「いろんな立場の人のメリットがよく考えられていて、いろんな価値を見出せる提案だった」
「高校生の衝撃的な問いかけに、ドキッとしました。とてもいい切り口なので、社内で検討してみたいです」
「皆さんの声を事業活動に反映させていきたいと思う。ぜひ、これからも積極的に発信してもらいたい」
「グローバルな視点があり、具体的な企業に向けた解決策を提示され、とてもよかった」
「驚きがある、いいプレゼンテーションだった」

■発表会について
日程:2022年2月8日(火)9:00 – 11:00
参加者:アレセイア湘南高等学校の1年生(7グループ)
会場:アレセイア湘南高等学校(神奈川県茅ヶ崎市)

<審査企業>
花王株式会社:DX戦略推進センター カスタマーアナリティクス室長、佐藤満紀
KDDI株式会社:サステナビリティ推進室、長浜浩二/荒川誠
株式会社スノーピークビジネスソリューションズ:データスペシャリスト、村上慶祐
ソフトバンク株式会社:SDGs推進室、日下部奈々
日本航空株式会社:ESG推進部環境推進グループ、松原麻莉子/佐藤朱里
など(五十音順、敬称略)
<審査員長>
ドーモ株式会社:プレジデント ジャパンカントリーマネージャー 川崎友和 

Domoについて
Domo (Nasdaq: DOMO)は、企業向けクラウドサービスです。すべての人々が活用できるModern BIを提供し、ビジネス変革をもたらします。Domoは、数週間、数か月以上要していたBIに必要なプロセスを、驚異的なスケールで、瞬時に完成させます。

ウェブサイト:https://www.domo.com/jp
Twitter:https://twitter.com/domojapan
Facebook:https://www.facebook.com/DomoJapan/

DomoはDomo, Inc.の登録商標です。