2024/01/17

J1リーグ初優勝を果たしたヴィッセル神戸の意思決定の迅速化に「Domo」が貢献

~来場者の状況とチームのKPIを可視化、顧客満足度の向上と常勝チームへの進化へ~

クラウド型データ活用プラットフォーム「Domo」を提供するドーモ株式会社(本社:東京都渋谷区、プレジデント ジャパンカントリーマネージャー:川崎友和、以下ドーモ)は、楽天ヴィッセル神戸株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:千布 勇気、以下ヴィッセル神戸)の事業運営とクラブチームのデータ活用に「Domo」が採用され、意思決定の迅速化に貢献していることを発表しました。
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■Domo導入背景
サッカークラブ「ヴィッセル神戸」は1994年に設立され、2018年にスペインの至宝であるアンドレス イニエスタ選手の加入を契機にスタジアムの観客数が増加したことから、入場料収益と営業収益が伸び、ビジネスボリュームが急拡大しました。一方で、選手や監督などの入れ替わりの激しいサッカークラブにおいて、常に強いチームであり続けるためには、各々のやり方や経験に左右される意思決定からデータに基づく意思決定へとビジネスのあり方を変えることが求められていました。

そこで、ヴィッセル神戸は、事業規模の拡大と常に優勝争いに加わるための強固なチーム基盤の構築を目指して、新組織としてデータ分析チームを事業部とクラブチームの両方に置き、2019年にDomoを導入しました。Domoの導入にあたっては、楽天グループ株式会社がすでにDomoを導入していた点や、Domoが1,000以上のデータコネクターを持ち、楽天エコシステムをはじめとする多くのシステムと連携がしやすい点、さらに、モバイルファースト仕様のDomoがスポーツビジネスにおける職場環境(スタジアムなどの利用)に適している点などが評価されました。

■スポーツ業界におけるデータ活用への道
Domo導入当初、データ分析チームは、データを活用する場面を想定して、事業部とクラブチームが保有するデータの収集を行いました。それと同時に、事業部の各部門(営業・商品開発・チケット販売など)やチーム全体(監督・コーチ・トレーナーなど)に向けて、データ活用の効果やメリットを丹念に説明し、データドリブンな組織へとカルチャーを変えていきました。チームの資産であるデータを一元管理した後は、各所の運用プロセスにデータ分析を組み入れ、データ活用の定着化を図りました。

しかし、データ活用の定着化までの道のりは一筋縄ではいかず、同じ局面のない、変化の激しいスポーツの現場でデータ活用を成功させるには、独自の工夫や注意が必要でした。特にその道のプロフェッショナルである選手や監督に対しては、データの役割や見せ方・伝え方に配慮が必要です。データ分析チームは、データを選手の“納得感”や“モチベーション”を高めるためにも活用していますが、すべてをデータだけで語ることはせず、プロの目も交えながら定量と定性のバランスを意識しています。そして、勝つために必要な本質的なデータだけを、“量やタイミング”を見極めて活用しています。

■事業とクラブチームにおけるDomo活用法と効果
1.来場者アンケートの結果をリアルタイムに可視化し、顧客満足度の向上に向けた活動の検討へ
Domoを活用して、毎試合ごとの来場者アンケートの回答結果を年齢別、来場回数別など、さまざまな角度から分析し、お客様と直接接点のない部門にも理解しやすいよう可視化し、改善策の検討から実施につなげています。さらに、その改善結果をお客様にお知らせすることでお客様との関係性をさらに深めています。
Domoでリアルタイムに来場者の状況を把握し、データに基づいた迅速な意思決定のもと、継続的に改善活動を続けることで、試合結果に関わらず、顧客への付加価値を高めていることが、NPS(ネット・プロモーター・スコア:顧客の継続利用意向を知るための指標)の推移からも読み取れます。

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2.試合結果や選手の重要指標をモニタリングし、勝つべくして勝つチーム基盤の構築へ
クラブチームでは、試合結果や選手のコンディショニング・トレーニングデータ・評価など多様なデータをDomoに取り込み、チームの状況を定量的に把握しています。
例えば、試合プロセスにおいて、「勝つためのサッカーができているか?」のビジネスクエスションに対して、試合ごとのシュート数やコーナーキック数などのKPIを設定し、勝てる試合で勝ったのか、もしくは、偶然勝ったのか、Domoを活用して振り返りをしています。DomoでKPIの結果を可視化し、詳細にモニタリングすることで、勝った理由や改善点の分析をしています。
同じ場面を再現できないサッカーの試合を定量的な切り口だけで切り取ることはできませんが、Domoによるモニタリングを通して、改善を積み上げ、常に進化するチーム作りを行ったことは、2023年のJ1リーグ初優勝に導いた一つの要因となっています。

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■楽天ヴィッセル神戸株式会社 代表取締役社長 千布 勇気氏のコメント
「Domoを導入して4年余りですが、ヴィッセル神戸にとってデータは資産であり、データ活用は武器になっています。今後は、アジアNo.1のチームを目指すとともに、Domoでデータに基づく質の高い意思決定を促進して、ビジネスのあり方、そして、サッカー業界のあり方も先導して変革していきたいと考えています」

ドーモ株式会社について
ドーモ株式会社は企業向けクラウド型データ活用プラットフォームDomoを提供しています。
Domoは、従来のBI(ビジネスインテリジェンス)やデータ分析ツールとは一線を画し、すべての人々にデータ活用体験をもたらし、ビジネスを変革します。直感的に使えるDomoのダッシュボードやアプリケーションが可視化されたデータに基づくアクションを起こし、ビジネス成果をもたらします。
DomoのAI、データサイエンス、そして堅牢なデータ基盤が、現在お使いのクラウドツールや旧システムとの接続を可能にし、従来であれば数カ月以上かかっていた重要なビジネスプロセスの最適化をわずか数日で実現できるため、お客様のデータへの好奇心を呼び起こし、ビジネスの成長を推進します。

ドーモ株式会社では、DX成功に導くために、データ活用を全社に展開し企業文化として根付かせる重要なポジションとして、新たな役職「データアンバサダー」を提唱しています。ドーモはこれからも企業のDX推進に寄り添い、ナレッジベース、トレーニング、コミュニティー活動を通じて、有益な情報を発信し続けると共に、企業のDX化を推進する「データアンバサダー」の活動を全面的に支援していきます。

※ドーモ株式会社が提唱するDXを成功に導くための必須人材「データアンバサダー」について
ドーモ株式会社が提唱するデータアンバサダーは、DXの推進、データドリブンなビジネス環境の実現、データ活用に向けた企業文化の醸成に責任を持ち、データ人材と言われるデータエンジニア、データサイエンティスト、データアナリストではカバーできなかった新たな職務を担います。
データアンバサダーは、「経営者」「事業部門」「IT部門」のそれぞれが抱えるデータ活用の課題を理解し、三者の橋渡し役として企業全体のデータ活用の能力を高めていくミッションがあります。
日本企業においても、早い段階で「データアンバサダー」を任命し、変化の激しい市場環境に勝ち残れる体制を構築することで、より早くDXを軌道に乗せることができます。
データアンバサダーについてはこちらをご参照ください:
https://www.domo.com/jp/campaign/data-ambassador

ウェブサイト: https://www.domo.com/jp
Twitter: https://twitter.com/domojapan
Facebook: https://www.facebook.com/DomoJapan/

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