2019/05/21

Domo、IoTデータの可能性を最大限に引き出す 「Domo IoT Cloud」を発表

AWS IoT 、Azure IoT Hub、Apache Kafka、産業用デバイス向けOPCコネクターなど業界最大規模の作成済みIoTデータ用APIコネクターセット

Domoプラットフォーム上でより迅速なタイムトゥバリューを実現する2つの革新的なIoTアプリも登場

(米国報道発表資料抄訳)
2019年3月21日(現地時間)、ユタ州シリコンスロープス(Domopalooza 2019)– Domo は、Domoプラットフォームを活用してIoTデータの可能性を最大限に引き出す「Domo IoT Cloud」を発表しました。業界最大規模の作成済みIoTデータ用APIコネクターセットを備えたDomo IoT Cloudにより、工場内から屋外に至るまでいかなる現場でも、マシンやデバイス内のデータから容易にビジネス価値を生み出せるようになります。

世の中にはデータを生成し、その状態や動作を通知する機能を搭載した膨大な数の機械が存在します。しかしこれまで、すべてのデータを簡単に把握できる方法はありませんでした。Domoは、各デバイスの状況報告のみならず、人々に行動を促すようにデータを届けることで、デジタルデバイドを乗り越えマシンと人間の間のギャップを埋めることを目指しています。

Domo IoT Cloudは、何千もの独自のデータソースを接続し、これによりお客様はリアルタイムのIoTデータと業務データを組み合わせながら、サードパーティのデータソースを重ね合わせることで、現状の全体像を完全に把握することができます。Domo IoT Cloudに接続したデータにより、リッチでインタラクティブなデータの可視化、デスクトップとモバイルのシームレスなユーザーエクスペリエンス、AIドリブンなアラート機能、強力な共有およびコラボレーションツールの活用、あらゆる接続デバイスから快適に実行可能なデータに基づく意思決定などが、組織全体レベルで実現します。

Domoのチーフストラテジーオフィサー、ジェイ ヘグラー(Jay Heglar)は次のように述べています。「Domoは、マシンからデータを取得し、これから活用する人、もしくは既に活用している人々の手に届けることで、IoTのバリューチェーンが完成します。リアルタイムのIoTデータを利用することで、組織は限られた時間内で市場にイノベーションをもたらすことができるようになります」

例えば、製造業者の場合、接続したデバイスを通じて、差別化したカスタマーエクスペリエンスを提供できるだけでなく、データに基づきより優れた製品の開発も可能です。電子機器メーカーは、デバイス内のデータを使用して、湿度の高い地域で頻発する製品の問題を見つけることができるかもしれません。その結果、エンジニアリングチームはその気候に合わせた耐久性の高い製品設計に注力できます。また消費財メーカーは、デバイスのある場所の地図を重ね合わせることで、初めてデータを基に普及率の低い地域を把握できるかもしれません。これらのメーカーは、市場シェアを伸ばすマーケティングプログラムを策定できます。さらには、自動販売機用の清涼飲料水メーカーなどは、自動販売機のデータを活用することで、在庫管理の改善、不要な修理要請の削減、技術者への正確な補充数の伝達を通じて投資収益率(ROI)を最大化させることができます。

業界最大規模の作成済みIoTデータ用コネクターセットによるIoTクラウド
Domo IoT Cloudは、AWS IoT Analytics、Azure IoT Hub、Apache Kafka、SORACOMなど20以上の作成済みAPIコネクターを利用することで、導入されたすべての環境で独自の機能を提供。さらに、マシンから直接データを取得できるOPCコネクターによって多くのミドルウェアが不要となるため、産業用ハードウェアを利用するメーカーに革新的な変化をもたらします。Domo IoT CloudはDomoプラットフォームでのより迅速なデータ活用を実現します。

さらに、Domo IoT Cloudは双方向のデータ交換を可能にし、国勢調査や環境、天気、経済に関するデータなど第三者の公開データセットを重ね合わせることで、多様な情報に基づいた意思決定を支援します。

Domoプラットフォーム上に構築された新しいIoT専用アプリが製造業における迅速なタイムトゥバリューを実現
Domo IoT Cloudは、Domoプラットフォーム上に構築されたIoTデータ用の革新的な2つのアプリを提供します。1つはロボットや家電製品、自動車、自動販売機など組織内で使用される様々なデバイスの管理センターとなる「Device Fleet Management App」です。

製品導入の際に多くの選択肢が存在する今日において、DomoのDevice Fleet Management Appは重要な決め手となります。差別化されたエクスペリエンスの提供を目指す場合、企業はデータ接続におけるエクスペリエンスとマシンで生成されるデータの活用によって、優れた製品とエクスペリエンスを実現できます。
例えば、家電業界のイノベーターで掃除機をはじめとする小型家電メーカーのSharkNinjaは顧客満足度へ徹底してフォーカスするために、デバイス内のデータを高いレベルで有効活用できるDomoに注目しました。

SharkNinjaのグローバルIT担当バイスプレジデントであるロブ ドリュー(Rob Drew)氏は次のように述べています。「IoTプロジェクトでDomoと協働することで非常に高いレベルでの可視化が可能になり、膨大な数のロボットからデータを収集するための時間を短縮できました。当社では何が原因でロボットに何が起こったのかをより適切に把握したいと考えていました。プロジェクト開始から6日でその効果は明らかになりました。近いうちに、ロボット数は100万台近くに到達します。Domoは製品サポートや最高品質のカスタマーエクスペリエンス実現に役立っています」

2つ目のアプリ「Production Flow App」は、稼働時間や作業効率から、配送、納品に至るまで、製造現場の機器の生産プロセスを監視するために設計されています。消費者向け包装商品メーカーのRhodes Bake-N-Serveは、製造データをさらに詳細に可視化し、効率性を高め、アクションが必要な場合にアラートで知らせてくれるシステムを求めていました。製造現場でDomoを使用することが、生産プロセスの最適化につながっています。

Rhodes Bake-N-Serveのプロセス改善マネージャーのタイトルマン(Ty Tolman)氏は次のように述べています。「Domo IoT Cloudとプログラマブル・ロジック・コントローラー(PLC)へのアクセス機能により、これまでは得られなかったデータに基づき優れた意思決定を下せるようになりました」

Domo IoT Cloudアプリは、出版社や広告バイヤーのためのMedia Suiteや、Retail SuiteData Science Suite、Marketing Suiteなど、Domoプラットフォームに構築された対象のアプリやソリューションの発表を受けて発表されました。その他のソリューションも、開発完了後に発表される予定です。

Domoについて
Domoのミッションは、ビジネスのためのオペレーティングシステム(OS)となることです。すべての人々、データ、システムをデジタルにつなげることで、モバイルからも協業や意思決定がスムーズに行え、ビジネスをより効率的に進めることができます。Domoは、小売、メディア・エンターテイメント、製造、金融など業種をとわず、世界中の成長企業で活用されています。Domo(Nasdaq: DOMO)については、下記をご参照ください。
ウェブサイト:http://www.domo.com/jp
Twitter: https://twitter.com/domojapan
Facebook: https://www.facebook.com/DomoJapan/

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